映画『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』の東京プレミアが19日に都内で開催され、主演の板垣李光人と共演の中村倫也、原作者の武田一義が登壇した。

同作は武田一義の同名漫画を原作に、太平洋戦争末期のペリリュー島の戦いと、終戦を知らずに潜伏した兵士たちの姿を描くアニメ作品である。

板垣は漫画家志望の心優しい主人公・田丸均（たまる・ひとし）を演じ、中村は頼れる相棒・吉敷佳助（よしき・けいすけ）を担当する。

武田氏は板垣の顔と名前は知っていたが声が思い浮かばず、板垣のYouTubeでの“ナイトルーティーンでパンを作っている様子”を見て「なんて田丸っぽいんだ」と思い、すぐに担当の方に電話して「ぜひ板垣さんでお願いします！」と伝えたと明かした。

中村は吉敷について当初の想像と異なる演技に驚きつつ、彼の持つ素朴な好青年性を評価した。

板垣は中村について「小学生の時によく遊んでいたお兄ちゃんと、久しぶりに会ったような感覚にさせてくれる方」と語り、相棒役が中村であることに感謝を示した。

中村は板垣を「ずっとかわいい子だなと思っていたけど、（共演して）かわいくて良い子だなということがわかった」と評し、「ちゃんと“一癖”あって良い」と称賛、今後への期待を述べた。