株式会社Gakkenは11月14日、『白の時間 復刻版 名馬オグリキャップ引退後二十年の日々』を12月4日に発売すると発表した。オグリキャップは1988～1990年に活躍し、引退レースの有馬記念は「奇跡」と称される名勝負として知られる。

復刻版は2011年に一周忌追悼写真集として刊行され長年絶版だったが、今回は生誕40周年の節目と近年の『ウマ娘 プリティーダービー』の盛り上がりを受けての再刊である。真のオグリファンのバイブルとしての価値が改めて注目される。

『ウマ娘 プリティーダービー』やアニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』でオグリキャップ役を務める高柳知葉からの推薦コメントも公開された。高柳のコメントは「役とのご縁があって、すぐに手にした『白の時間』。おだやかでどこまでもやさしい二十年の、ぬくもりと愛を追体験した心地です。この想いを胸に、走り続けます！」である。

本書は引退レースの有馬記念から北海道での種牡馬生活、種牡馬引退後の余生に至る二十年を、サラブレッド写真家・内藤律子による貴重な写真で綴る構成だ。年齢を重ね白くなる姿を克明に記録した写真と、武豊騎手ら馬主・生産者・調教師・牧場関係者の寄せたコメントが見どころである。

判型はA4判・96ページ、定価は3,300円（税込）で電子版も用意されている。新たにオグリキャップに惹かれたファンがその魅力を深める一冊となるだろう。