「第76回NHK紅白歌合戦」の出場者発表で、7人組アイドルCANDY TUNEの初出場が決定した。紅組にはFRUITS ZIPPER、ちゃんみな、HANAらZ世代に人気のアーティストが名を連ねる。

CANDY TUNEは楽曲『倍倍FIGHT！』がTikTok総再生数50億回を突破するなど社会現象となり、今回の紅白出場につながったと報じられている。FRUITS ZIPPERは2023年に『わたしの一番かわいいところ』がTikTokで大バズリしたグループで、CANDY TUNEは同グループの“妹分”とされる存在である。

NHKは今年の放送テーマを「つなぐ、つながる、大みそか」とし、司会に綾瀬はるか、有吉弘行、今田美桜、鈴木奈穂子を迎える。選考では「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」の三点が重視されたとされる。

そのためSNSでの話題性や若年層の支持が選考に影響したとの見方があり、aespaや＆TEAM、M！LK、アイナ・ジ・エンドら世界的・多世代のアーティストとともに、Z世代の台頭が際立つ顔ぶれとなった。アイナ・ジ・エンドはソロでの初出場で、今年7月発売の『革命道中-On The Way』がSNS総再生回数12億回を突破したことも取り上げられている。

一方で昭和・平成世代の視聴者からは戸惑いの声も上がっており、SNS中心のムーブメントをどう大みそかの国民的番組に反映させるかが注目される。