森七菜がNHKドラマ『ひらやすみ』でこれまでの明るい印象とは一味違うリアルなキャラクターを熱演している。原作は真造圭伍の同名漫画で、岡山天音演じるヒロトと森七菜演じるいとこのなつみが阿佐ヶ谷の平屋で穏やかに暮らす姿を描くヒューマンドラマだ。

SNSでは「開始5秒でもう面白い」「森七菜の演技が刺さる」といった声が相次ぎ、大学初日のマジック披露シーンの演技が特に注目を集めている。話し方や視線、ため息のような深呼吸まで評価される表現の細やかさが共感を呼んでいる。

森七菜は2019年公開の映画『天気の子』で注目を集め、その後も映画やドラマで存在感を高めてきた。今年公開の話題作『国宝』では主人公・喜久雄を支える女性・彰子を演じ、無邪気な少女から芯のある女性へと変化する姿を繊細に表現した。その演技は観客に深い印象を残している。

『国宝』での成熟した芝居と『ひらやすみ』でのナチュラルな存在感という幅の広さが評価されており、岡山天音との掛け合いや作品ごとに進化する表現に注目が集まっている。