俳優の横浜流星（29）が主演を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」（日曜後8・00）の撮影が10月30日に終了したと発表された。撮影は昨年5月に関東近郊で始まり、6月に京都で横浜がクランクインしてからおよそ1年半に及んだ。

横浜はクランクアップに際し「皆さま、本当に約1年半『おつかれ山』でした。約1年半、べらぼうにささげ、蔦屋重三郎として生ききれたことが自分にとっては財産になりました」とコメントした。NHKドラマ初出演で主人公を務め上げたことに感慨を示している。

制作統括の藤並英樹チーフプロデューサーは「クランクインからおよそ1年半、“蔦重”の人生を無事走り切ることができました」と報告し、「『江戸の時代を生きる』という覚悟で、蔦重を演じた横浜流星さんはじめ、出演者やスタッフ、関係者一同の力を結集して、この物語を最後まで紡いでいくことができました」と視聴者への感謝を述べた。

「べらぼう」は「光る君へ」に続く大河ドラマ第64作で、江戸の版元・蔦屋重三郎の生涯を描く全48回の作品である。最終回は12月14日で15分拡大版の放送が予定されており、制作側は視聴者に最後までの視聴を呼びかけている。現場では主要キャストが勢ぞろいのにぎやかなクランクアップとなり、和やかなオフショットや祝福の様子も伝えられている。