横浜流星が主演を務めた大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』が12月14日に最終回を迎え、NHKは23日、NHKプラスでの配信視聴数が歴代大河ドラマで最多となったと発表した。第1回から第36回までの平均視聴UB数は38.6万で、2020年4月の集計開始以降の記録を更新した。37回以降の配信分は今回の集計に含まれていない。制作統括の藤並英樹氏が視聴者への感謝を表明している。

見解・考察：横浜流星という“顔”と物語の手触りがデジタル視聴を動かした結果だと思う。数字だけ見ると冷たいけれど、裏側には深夜の見逃し配信や忙しい生活の合間に少しずつ追いかけた視聴者の時間が詰まっている。だからこそ、ファンの楽しみ方を広げるチャンスでもある。例えば「第◯話だけ集まってリバイバル上映会」や、推しの演技の見どころを切り出したショートトークを友人と交換する小さなイベントにすると、画面の中だけで終わらない体験になる。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。

演技の細部や時代考証の面白さを語る場を作れば、新しい仲間も増えるし、次の舞台挨拶や関連イベントに行きやすくなる。一人参加歓迎の集まりなら初めての人も入りやすいし、週末に「べらぼうリバイバル会」を予定化しておけば推し活が日常に根づく。数字は嬉しいけれど、同じ温度感の人と会って作品をめぐる会話を重ねることが、その記録を長く心に残す方法だと思う。