俳優・中島健人が2日、都内で開催中の第38回東京国際映画祭の公式プログラム、ケリング「ウーマン・イン・モーション」トークに登壇し、Huluオリジナルドラマ『コンコルディア／Concordia』の撮影裏話を披露した。

会場には高畑充希、デブラ・ゼイン、福間美由紀、是枝裕和監督らが参加。来年3月に行われる第98回アカデミー賞で「キャスティング賞」が新設されることにも触れ、キャスティングの重要性や映画における女性像の変遷が議論された。

中島は同作へのキャスティング経緯を「ビデオセレクションでしたね」と説明。フランク・ドルジャー氏が日本で英語を使える俳優の映像をチェックし、Netflixのインタビュー映像がきっかけになったと明かした。

送った映像はアクションやロマンスが中心でエンジニアの姿はなかったが、「セリフの長い性悪のエンジニアの役」が回ってきたという。現場はバーバラ・イーダー監督のもと、月曜から金曜の連続撮影で「しごきにしごかれまくって、毎日ワインを飲んでは戻して」と振り返った。

また監督からは「健人、大丈夫。土日にはおいしいピザが待っているわよ」といった激励もあったと語り、到着後のホテルロビーでの追加オーディションなど選考が続いた点や、英語でのやり取りを交えた現場の様子も明かした。