完全没入型イベント『ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス』が九州で初めて福岡市博物館に上陸した。日本での巡回は東京・六本木で2023年4月に始まり、本展はその巡回の一環として2025年10月13日から開催されている。

会場は福岡市早良区百道浜の『福岡市博物館』特別展示室で、左右の壁一面と床面を使った巨大スクリーンの映像で名作の名場面を体感できる構成である。映像は本イベントのために編集され、臨場感あふれる名曲とともにサバンナのシンバ誕生やズートピアのジュディ・ホップス、アラジンとジャスミン、ミラベルの場面などが展開される。

入場前には『蒸気船ウィリー』のフォトブースなど撮影スポットが用意され、会場内は全エリアで写真と動画の撮影が可能だ。ただしフラッシュ撮影・自撮り棒などの撮影補助機材の使用は不可で、巨大スクリーンで上映される動画は1回につき2分以内の撮影制限がある点に注意が必要である。

左右どちら側でも同じコンテンツが流れるため空いている側で鑑賞でき、床面に映る映像とあわせて映画の中に入り込むような没入感を味わえる展示である。ルールを守って記念撮影や動画撮影を楽しめる体験型の企画である。