福岡市博物館で「ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス」が開催中で、会期は2026年2月1日までである。巨大な三面スクリーンと立体的な音響で、初期の名作から最新作までを“映画の中に入る”ように体験できる展示である。オフィシャルサポーターの風間俊介さんが見どころを紹介する関連番組も放送予定である。

こういう没入型の展示は、画面越しとは別の感動を生む。展示をただ見るだけで終わらせないための楽しみ方をいくつか提案したい。まず、観に行く日は「何を見るか」を決めるのではなく、「誰と行くか」を優先すると体験が何倍にもなる。お気に入りの作品シーンを語り合える“語れる相手”がいると、一瞬の演出や音楽の細部まで感情が動かされ、記憶に残るものになる。

会場は写真を撮ってシェアしたくなるフォトスポットも多いはずなので、ちょっとしたコーディネート（ワンポイントのチャームやカラー合わせ）を用意しておくと当日の盛り上がりが違う。ソロで行く場合は、同じ趣味の人が集まるイベントや初心者歓迎の会など「一人参加歓迎」枠を探してみると安心だ。今週末に同じテンションの人と会える場があるだけで、推し活は現実に根づく。

さらに、展示を観たあとに仲間と短い“振り返り会”を設けるのもおすすめだ。近くのカフェでお気に入りシーンを語るだけで、体験が二度・三度と味わえる。自分で小さな鑑賞会や関連ワークショップを企画すれば、「見る→会う→また見る」というポジティブなループが生まれ、推し活や趣味活は長く続いていく。展示は期間限定のイベントだからこそ、予定化して友達と行く一歩を作ってみてほしい。