日本代表は「リポビタンDツアー2025」初戦で11月1日（日本時間は2日、午前1時10分）にロンドンのウェンブリー・スタジアムで南アフリカと対戦する。世界ランキング13位の日本にとって、ランキング1位で2019年、2023年のラグビーワールドカップを連覇した世界王者との対戦は貴重な挑戦である。

エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ（HC）は会見でウェンブリーでの一戦を楽しみにしており、委縮せず挑む意向を示した。前戦のメンバーからはHO江良颯とCTB中野将伍が負傷離脱したため、リザーブのHO佐藤健次、CTBチャーリー・ローレンスが先発に上がった。

リザーブにはHO平生翔大、NO8マキシ ファウルアが名を連ねており、平生翔大（23歳）は出場すれば初キャップとなる可能性がある。最年少は早大3年の矢崎由高（21歳）で、世界トップレベルで通用するスピードとステップを試す機会が巡ってきた。

キャプテンは引き続きLOワーナー・ディアンズが務め、バイスキャプテンのSO李承信、CTBディラン・ライリーがチームを支える。HO佐藤健次は優れたボールキャリアーとして攻撃面での躍動が期待され、スクラムやラインアウトでの成長も求められている。ジョーンズHCは若い選手でチームを前に進める意向を示しており、ウェンブリーでの一戦は代表にとって重要な機会と位置付けられている。