女優の今田美桜（28）が今年末の「NHK紅白歌合戦」で司会を務めることが決まった。ヒロインを務めた朝ドラ『あんぱん』が先月、好評のまま最終回を迎え、平均世帯視聴率は16.1％を記録した。

これを受けて紅白の司会抜てきは順当との見方がある一方、業界内では「死角あり」との声も上がっている。比較対象として同郷の橋本環奈（26）が挙げられ、橋本は過去に紅白司会を連続で計3回務めた実績がある。

ただし橋本の前々作朝ドラ「おむすび」は平均世帯視聴率13.1％と低迷し、キャリアに影響が出た側面もある。今田はCM起用でも勢いを見せ、ニホンモニターのテレビCM起用社数ランキングで大谷翔平（31）と並ぶ3位タイの15社に名を連ねた。

1位は芦田愛菜（21）の19社、2位は川口春奈（30）の18社で、1本当たりの単価は3000万円といわれる。前出の記者は紅白抜てきで単価が“紅白効果”でさらに値上がりすると見ている。

だがキー局のプロデューサーは「トップ女優だともてはやすのは時期尚早」とし、元気でかわいらしい役柄以外に代表作が乏しい点や表現力の幅に課題があると指摘している。今後は役幅の拡大が問われる状況である。