『藤本タツキ17-26』に収められた一編『シカク』が、韓国・富川で10月23日～25日に開催された「プチョン国際アニメーション映画祭」の短編コンペティション部門で観客賞（Audience Prize）を受賞した。

本作は藤本タツキが17歳から26歳の間に描いた読み切り8作品をアニメ化した短編集で、原作は『藤本タツキ短編集 17-21』と『藤本タツキ短編集 22-26』にまとめられている。

収録作には『庭には二羽ニワトリがいた。』や『佐々木くんが銃弾止めた』『恋は盲目』などがあり、『シカク』は『17-21』収録のネジの外れた殺し屋少女の暴走愛を描く一編である。

アニメ化にあたっては渡邉徹明、武内宣之、寺澤和晃ら7名の監督と、ZEXCS、ラパントラック、GRAPH77、100studio、スタジオカフカ、P.A.WORKSの6つのスタジオが参加した。

ボイスキャストには小野賢章、堀江瞬、花澤香菜、杉田智和ら豪華声優陣が名を連ねている。

作品は2025年10月17日より国内主要都市の劇場で2週間限定上映中であり、劇場上映終了後の11月8日よりPrime Videoで世界独占配信が予定されている。

プチョンでの上映後には観客から大きな反響があったと報じられており、今回の受賞はその支持を反映したものと伝えられる。