現地時間10月25日（日本時間26日）、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸はトロント・ブルージェイズ戦に先発し、9回4安打1失点、8奪三振で完投勝利を挙げた。これによりポストシーズン2試合連続の完投勝利となり、チームは第2戦を5-1で制した。

アレックス・ロドリゲスは「相手打者たちが一日中、カウント0-1に追い込まれていた」と指摘し、「最初の3分の1は、緩い投球が中心だ。次の3分の1がミックス。そして最後は、速球中心で仕留めていた」と分析して「まさに傑作」と評した。

デビッド・オルティスは「ストライクゾーンで勝負した」と評価し、デレク・ジーターも「ストライクに6つの球種を投げ続ければ、もうどこから手をつけていいかわからない」と述べて「本当に、本当に素晴らしい」と称賛した。米メディアや解説陣は山本の多彩な球種とゾーンの使い方に注目しており、「歴史的で圧倒的」といった表現で報じている。

山本は初回の大きなピンチを切り抜けた後、4回以降は事実上パーフェクトに抑える投球を見せた。ドジャースはこの勝利でシリーズを1勝1敗のタイとし、重要な第3戦はドジャースタジアムに舞台を移し、日本時間28日午前9時にプレーボールの予定である。