パンクバンドWiennersのボーカル＆ギター、玉屋2060％が、詞と曲を手がけたFRUITS ZIPPERの新曲「はちゃめちゃわちゃライフ！」（15日発売）が、21日発表のオリコン週間シングルランキングで首位で初登場したと報じられた。玉屋は2012年から作家活動を開始し、でんぱ組．ｉｎｃの「でんぱれーどJAPAN」などを手がけてきた経歴を持つ。

中でも昨年4月発売のCANDY TUNEの「倍倍FIGHT！」は大ヒットを記録し、曲が使用されたTikTok動画の総再生回数は33億回を突破した。夏には日清食品「カップヌードル」のCMソングにも起用され、幅広い世代に支持される楽曲となった。

玉屋の提供作品はポップな音と語呂の良い単語を組み合わせた明るい曲調が特徴で、聴く者の体を揺らす力があると評される。制作で大切にしている点として“バズり3カ条”を掲げ、その内容は（1）歌う人が使う言葉を使用、（2）歌詞を際立たせるような音、（3）歌う人が胸を張って「好き」と言えること、である。

「倍倍…」の制作では何度もライブに足を運び、メンバーとの対話を重ねて人柄や背景を深く理解し、彼女たちの言葉で思いを伝える歌詞を作り上げたという。玉屋はアイドルは曲を選べない側面があるからこそ、アイドル自身に好きになってもらえる曲作りが重要だと語っている。

これまでにゆるめるモ！やゆずの編曲、バナナマン・日村勇紀が「ゴッドタン マジ歌選手権」で披露するヒム子の作品なども手がけている点も紹介された。本件はスポニチのインタビューで明かされたものである。