NHK出版デジタルマガジンに掲載された対談で、横浜流星（蔦屋重三郎役）と染谷将太（喜多川歌麿役）が初共演の実感や収録の裏話を語った。今回の対談は、10月18日発売の『NHK大河ドラマ・ガイドべらぼう～蔦重栄華乃夢噺～完結編』からの抜粋である。

横浜は染谷の出演作を以前から観ており「いつかご一緒したい」と思っていた一方で、染谷も流星との共演を望んでいたと述べる。二人は初対面ながらも現場での親和性を感じ、横浜は会った瞬間に「記憶の中の唐丸が目の前にいる！」と思えたと振り返る。

染谷は流星を見て「流星君が蔦重にしか見えなかった。‘蔦重義兄さん’としか思えなかった」と語り、相手の演技が互いの芝居を引き出していると評価した。

対談では具体的な場面描写にも触れ、蔦重が歌麿の絵を見て唐丸を思い出し訪ねる場面や、頭をなでたり肩を組んだりするような触れ合いの一つ一つが、関係性の深化とともに意味を帯びてくることが話題になった。二人は今後の展開に向けて芝居の幅を広げ合う姿勢を見せている。対談は誌面に写真（全4枚）とともに掲載されている。