アニメ『父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。』の第4話「女神ヴァールの断罪」のあらすじと先行カットが公開された。

本作は松浦氏によるライトノベルが原作で、エレン（CV.深川芹亜）は日本で科学者をしていた転生者で、物質を化合させる特殊な能力を持つ設定である。

父のロヴェル（CV.興津和幸）は国を救った伝説の英雄、母のオリジン(CV.中原麻衣)は精霊の女王として一家は穏やかに暮らしていたが、物語は人間界での修行を契機に王家の陰謀へと向かう。

第4話ではエレンが「おじさまと仲直りするまで、とーさまとお話しません！」と言い放ち、ロヴェルが事態の収拾を図るためアルベルトを呼び出す場面が描かれる。

ロヴェルは娘を危険に晒されたことへの怒りを隠さないが、アルベルト（CV.杉田智和）は深く頭を下げ、ラヴィスエル殿下とはすでに関係を断ったと報告する。

また同話では、再婚を勧められたサウヴェルが相手のアリアと娘のラフィリアを家に招こうとする描写もあり、家庭内の緊張がより複雑になる様子が示される。

公開された先行カットはこれらの緊迫したやり取りを切り取り、登場人物間の関係性の変化を予感させる場面が確認できる。

制作側の発表としての今回の公開は、視聴者が今後の展開を把握するうえで重要な手掛かりとなるだろう。