宮崎県日南市の飫肥を舞台に、歴史ある町並みと現代アートが融合するイベント「飫肥DENKEN WEEK 2025」が11月1日(土)より開催される。

本年は飫肥出身の小村寿太郎が生誕170周年を迎える記念すべき年であり、ポーツマス条約の締結から120年、ポーツマス市との姉妹都市盟約から40年という複数の節目が重なる。

総合プロデューサーは小松孝英氏で、同氏によるアート展示では飫肥の歴史ある空間に現代アーティストたちが新しい視点を投げかけ、過去と現在が交差する感動を創出する構成となっている。

イベントは重要伝統的建造物群保存地区に指定される城下町の景観を活かし、来場者が町歩きしながら作品と出合える企画を展開する。

発表ではとくに「食」を軸に据えたプログラムの魅力が紹介され、小村寿太郎にちなんだ特別なガストロノミー企画を含む多彩な食のコンテンツが用意されるという。

そのほか音楽ライブやオリジナルワークショップ、地元食材を使った限定メニューの提供なども予定され、地域の文化や歴史、芸術をつなぐ取り組みとして飫肥の魅力発信を目指している。

歴史的空間で現代アートと食が交差する場として、地元の風土や物語を体感できる構成になっている。