ミュージックセキュリティーズ株式会社が運営する事業投資型クラウドファンディング「セキュリテ」にて、株式会社ライスレジンの新商品開発を後押しするファンドの募集が開始された。

ライスレジンは食用として消費されなかったお米を原料としたバイオマスプラスチックで、今回の製品はお米率51%の「徳利とお猪口」を開発することが目的である。

募集資金は金型や初期ロットの製造費、デザイン費など、製品化に必要な費用に充てられる。

ライスレジンは古米・破砕米・クズ米や政府備蓄米、「新市場開拓米制度」を活用して栽培される資源米を原料とすることが明記されており、食品ロス削減と循環型社会の実現に寄与する素材と位置づけられている。

また、本事業は休耕田や耕作放棄地の再利用にもつながるとされ、土壌改良を経て将来的に食用米の生産へ切り替える可能性も想定されている。

完成した酒器はお土産や贈答品としての展開が見込まれ、今後は全国の日本酒とのコラボレーションや海外展開も視野に入れている。

参考として、2023年度には「新市場開拓米制度」を通じて全国から約250tのライスレジン用のお米が収穫されたと報告されている。

ミュージックセキュリティーズ株式会社は本社を東京都千代田区に置き、代表取締役は中園浩輝である。