映画『国宝』は公開から4カ月以上が経過しても連日超満員が続き、歴代邦画実写史上1位の興行成績達成がほぼ確実視されている。

同作で吉沢亮と共に主役を務めた横浜流星は、NHK大河ドラマ『べらぼう ～蔦重栄華乃夢噺～』も放送中で、全く異なる役どころを2作同時進行で演じ分けている。

記事は、その横浜流星の演技に至る過程を示す4つの出演作を紹介している。

ブレイクのきっかけとして広く挙げられるのは特撮ドラマ『烈車戦隊トッキュウジャー』（2014～2015）だが、さらに遡ると2012年放映の『仮面ライダーフォーゼ』への出演もある。

『仮面ライダーフォーゼ』で横浜は井石二郎を演じ、吉沢亮演じる朔田流星の親友という重要な役どころを担った。出番はそれほど多くなく病院で眠るシーンが中心だが、作品の鍵となるキャラクターとして機能している。

また、三木孝浩監督による韓国映画『ただ君だけ』のリメイク作では、過去に大きな罪を犯したキックボクサーのアントニオを横浜が演じ、吉高由里子扮する柏木明香里との物語が描かれた。

そして記事は、『国宝』での血のにじむような役作りや歌舞伎役者としての苦悩、女形としての圧巻のパフォーマンスにも触れており、これらの経験が現在の表現力を育んだ過程として位置づけられている。

吉沢との共演歴や多彩な役どころが、横浜流星の演技の幅を示す重要な要素であるとまとめられている。