今回紹介するのは、siropさん投稿の『【スプラトゥーン】キューバンボム作ってみた。制作編 How to make Suction Bomb #DIY #splatoon3 #3dprinting』という動画である。ゲーム内で投げると壁や地面にくっつき、一定時間後に爆発するサブウェポン「キューバンボム」を自宅で再現した制作記である。

設計はゲーム画面を確認しながら起こし、制作は大きく缶の部分、吸盤、そしてそれらをつなぐ軸の3つに分けて行われている。缶の蓋は3Dプリンターで出力し、出力に要したのは約10時間である。

積層痕をパテで埋め、紙やすりで整えた後に下地剤のサンフェイサーを吹き付けて再研磨し、仕上げにタミヤの「ガンメタル」で塗装するという丁寧な処理を施している。缶の側面は厚紙と自作のシールで再現し、シールの継ぎ目はアルミテープで隠して本物らしい外観を実現している。

吸盤は市販のラバーカップを改造しており、表面の丸い装飾はカッティングシートと穴あけパンチでひとつずつ作成し、70個近くを手作業で貼り付けるという根気のいる工程がある。軸は強度を考えてボルトと3Dプリントパーツを組み合わせる設計で、各パーツを組み合わせて完成させている。

完成品は重厚感のある質感に仕上がっており、制作過程のこだわりや手作業の細かさが伝わる内容である。