「イット！」の特集「for the NEXT」で、能登半島地震から1年10カ月を迎えた被災地の現状が伝えられた。過去に能登半島でライブを行ったEXITの2人が支援のために現地を訪れ、取材に応じた。

EXITの2人が訪れたのは石川・能登地方の輪島市文化会館で、同館はまもなく取り壊されると報じられている。兼近大樹さんは当時を振り返り、「1000人くらいの人が来てくれてやったんですよね」と話した。

11日に2人が向かったのは輪島市門前町で、現地の一般社団法人 NOTOTO.の担当者は被害状況を説明した。担当者は「34軒中20軒が半壊以上の建物になってしまって」と述べ、プレハブの仮店舗には「2年半という縛り」があることを明かした。

取材では仮店舗で営業する店舗の女性が、建設業者不足や価格高騰、後継者不在を理由に再建が難しいと語った。りんたろー。さんが期限を問う場面もあり、仮店舗が使えるのは「あと1年半ほど」と報告された。

住民側からは再建の困難さが強調され、現地の関係者は支援の継続と風化防止の必要性を訴えた。EXITの訪問は被災地の現状を改めて可視化し、地域活性化に向けた議論を喚起する契機となっている。