人気シミュレーションゲーム『刀剣乱舞 ONLINE』の世界と現実をつなぐガイドブック『まっぷる 刀剣乱舞トラベラーズガイド』が昭文社から2025年9月10日に発売された。ゲームは審神者となり刀剣男士と共に戦う設定で、今年10周年を迎えた作品である。

本書は61振りの「会いに行ける刀剣」にフォーカスし、東京、京都、東北、栃木、茨城、石川、長野、静岡、愛知・岐阜、大阪、瀬戸内、福山・尾道、宮島・岩国、福岡、沖縄といったエリアごとに示されたモデルプランを収録する。各エリアでは1日・1泊2日・2泊3日の旅程例が提示され、刀剣鑑賞と併せて観光スポットや食事、おみやげ情報も確認できる内容である。

ゲーム内の機能『御伴散歩』や『御伴撮影』が現実の楽しみ方と結びつく点や、能楽・歌舞伎、博物館、神社仏閣、自治体とのコラボレーション事例も紹介されている。冒頭には刀帳順のインデックスが付され、推しの刀剣を探しやすい工夫が施されている。

推しの展示に合わせて遠征する審神者の増加を受け、土地勘のない場所でも旅程を組みやすくする実用性を重視した一冊であり、作品の世界観を軸に地域の魅力を巡る旅を提案する内容である。