JR東日本は10月11日、SixTONESとのコラボキャンペーン「Enjoy! SixTONES, Enjoy! ShinKANSEN.」で導入していた新幹線ホームの発車メロディの使用を中止し、従来の発車ベルに戻したと発表した。導入は10月1日から東京駅、上野駅、大宮駅の新幹線ホームで行われていたが、導入直後からSNSで話題となり録音目的で訪れる利用者が多く見られたという。

JR東日本は中止の理由を「危険を伴う収音行為が目立ったため」と説明している。ホーム上で柄の長い集音マイクを使用し録音する行為については「列車の運行には高圧電流が使用されており、架線に近づくだけで感電する恐れがあります。また、他のお客さまのご迷惑にもなりますので、このような行為は絶対におやめください」と注意喚起している。

同社は注意喚起や巡回警備を実施したものの状況の改善が見られなかったため安全を最優先に判断したとしている。公式Xアカウントでは「楽しみにしてくださっていた皆さまには心よりお詫び申し上げます」と謝罪の言葉を示した。

なお、中止となったのは発車メロディの使用のみで、車内限定音声コンテンツやARフォトフレーム、オリジナルグッズが当たるプレゼント企画などは予定通り実施されるとされている。