ドジャースの佐々木朗希投手は、日本時間7日フィラデルフィアでのフィリーズ戦の9回に登板し、2死一、三塁の絶体絶命の場面で首位打者ターナーを2球目の99.3マイル（約159.8キロ）で二ゴロに仕留め、チームの4−3の勝利を締めくくり2試合連続セーブを記録した。会見場から出るとチームメートに笑顔で迎えられる場面もあった。

佐々木は「前回登板よりは時間があったので準備はできていました。マウンドに立って、しっかりストライクが取れる準備ができたかなと思うので、良かったかなと思います」と振り返った。登板直後はチーム内から称賛が相次いだ。

三塁のマンシーは「あれは簡単な場面じゃない」と大絶賛し、テオスカー・ヘルナンデスも「本当にすごいと思う。あの状況で登板して最後のアウトを取るのは簡単じゃない」とコメントした。リリーフをつないだ左腕べシアも「ロウキが素晴らしかった」と称え、ブルペンでの準備やルーティンについて触れた。

1年目の今季は5月に右肩インピンジメント症候群で離脱したが、9月に救援として復帰。レギュラーシーズンから5試合連続無失点と安定感を示し、計4回1/3で7奪三振0四球という内容も記録している。シーズン終盤、ブルペン事情に苦しんでいたドジャースにとって佐々木は救世主となっている。