横浜流星が主演する大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の第38回が10月5日に放送された。サブタイトルは「地本問屋仲間事之始」で、蔦重が本屋として苦境に立ち、仲間と共に打開策を練る展開が描かれた。久しく見ていなかった人物たちが登場し、視聴者の反応を呼んだ。

本作は森下佳子が脚本を務め、18世紀半ばの江戸を舞台に蔦屋重三郎の波乱の生涯を描く。蔦重は喜多川歌麿や葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴らを世に送り出した“江戸のメディア王”として描写される。

主要キャストは蔦重役・横浜流星、田沼意次役・渡辺謙、喜多川歌麿役・染谷将太、蔦重の妻・てい役・橋本愛。語りは綾瀬はるかが務める。前回は松平定信（井上祐貴）の政策に対抗するあまり蔦重が“闇落ち”と評される展開となり、山東京伝としても知られる政演（古川雄大）とはけんか別れに至った。

今回の回では蔦重が仲間との和解や協力で巻き返しを図る場面が描かれ、番組は起死回生の一手として旧知の面々の再登場を見せた。放送は毎週日曜夜8:00-8:45のNHK総合で、視聴者の反応もあって番組は盛り上がりを見せている。