映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』は9月26日より公開され、シーズン1を超えるスケールと映像美が注目を集めている。SNS上ではCGの衝撃や物語への支持が相次いでいるという。

公開されたVFXメイキング映像では、大滝（津田健次郎）がヘリで北極海へ飛び、海江田（大沢たかお）と対峙する重要な場面の撮影過程が詳しく紹介される。制作チームはそのシーンに特にこだわりを見せ、映像の要となる場面の裏側を明らかにしている。

北極海に浮上する潜水艦〈やまと〉の艦橋やヘリコプターの場面は、それぞれ別の巨大倉庫に組まれた大規模セットで撮影された。カメラワークを綿密に設計したうえでブルーバック合成を駆使し、現場とVFXを組み合わせて仕上げている。

実際の撮影は真夏に行われたが、キャスト陣は分厚い防寒着をまとい熱演を披露した。制作側は氷原の質感や冷気の透明感を緻密なVFXで再現し、大沢たかおが実際に目にしたというオーロラの光を参考にしたCGも見どころとなっている。

今回のメイキング映像公開にあわせ、吉野耕平監督や原作者のかわぐちかいじ、出演者らが作品の舞台裏を語る約30分の特別番組が、10月4日正午から東宝の公式YouTubeチャンネルで配信されている。