映画『国宝』が6月6日の公開以降、快進撃を続け、9月23日時点で興行収入は150億円を突破した。アメリカのアカデミー賞・国際長編映画賞の日本代表作品にも選出され、国内外での注目度が高まっている。

主演の吉沢亮が演じる喜久雄と、準主役の横浜流星が演じる俊介は生い立ちと立場が対照的な存在として物語の核を成している。両者の関係性が物語の緊張感と感情の深さを生み、観客の関心を集めている。

興行成績は実写邦画の歴代記録で1位の173.5億円を記録した『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』に迫る勢いで、社会現象ともいえるムーブメントが起きている。海外の映画賞選出も含め、作品の評価が広がっている。

吉沢は『仮面ライダーフォーゼ』（2011年から2012年）で朔田流星／仮面ライダーメテオ役で出世し、横浜は『烈車戦隊トッキュウジャー』（2014年から2015年）でヒカリ／トッキュウ4号役が出世作となった。両者の俳優としての歩みと、本作での演技が改めて注目されている。