9月22日に配信リリースされた米津玄師と宇多田ヒカルのコラボ楽曲「JANE DOE」が、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』のエンディングテーマに起用された。米津玄師が作詞作曲を手掛け、制作を進める中で「これはもう宇多田さんしかいないのではないか」と直感し、宇多田ヒカルにオファーしたという事実が報じられている。

楽曲は冒頭を宇多田ヒカルが歌い出し、1コーラスを終えたところで米津玄師が歌を繋ぐ構成となっている。記事は〈硝子の上を裸足のまま歩く〉の一節から再び宇多田のパートに移り、〈まるでこの世界で二人だけみたいだね〉のフレーズを米津が歌う流れを紹介し、歌唱パートの振り分けにも意図が感じられると伝えている。

また、歌唱パートの配分が先を行く者とそれを追う者という関係性を描くように思え、主人公のデンジとレゼの物語と重なる面があると指摘されている。記事はこの楽曲が映画のエンディングで流れることを想定して制作された点を強調しており、9月末に相次いで発表された世代を超えたコラボレーション作品のひとつとして位置づけている。