集英社のオンラインメディア「yoi」に掲載されたインタビューがmaquiaに転載され、2025.09.29に公開された。この記事はヤマシタトモコ原作の漫画『違国日記』の映画化を受けた新垣結衣のインタビューである。

原作はダヴィンチ読者が選ぶ「BOOK OF THE YEAR 2023 コミック」第１位、宝島社「このマンガがすごい！2024」オンナ編第５位、累計販売数180万部を突破している。映画は小説家の高代槙生（こうだいまきお）とその姪・田汲朝（たくみあさ）の同居を描くヒューマンドラマである。

槙生は35歳で、新垣結衣は同年齢として共感を示した。新垣は「私はコミュニケーションが上手じゃなくて、いつもぎこちない」と述べ、人見知りな性格と槙生の共通点を語っている。

友人との時間を楽しみつつ一人の時間を大切にする点も重なるとし、槙生が他人と関わることで消耗してしまう部分があり、自分や相手を守るためにも一人の時間が必要な人だと解釈していると述べた。

また「他人とすべてをわかり合うことは難しい」という思いは昔から持っていたと明かし、役に対する向き合い方や内面の整理について言及している。物語では田汲朝が交通事故で両親を亡くし親族にたらい回しにされる描写があり、槙生が勢いで朝を引き取る流れが描かれる。

こうした設定を背景に、新垣は共感できる部分を具体的に語り、本作が描く微妙な距離感や関係性の変化に向き合っている。なお元記事はyoiに掲載されたもので、yoiは2025年9月にサイト更新を終了し、同年12月に全サービスを終了している。