DDTプロレスは9月28日、東京・後楽園ホールで「DRAMATIC INFINITY 2025 ～3時間スペシャル～」を開催した。KO-D6人タッグ王座決定戦では、THE RAMPAGEの武知海青が上野勇希、To-yとタッグを組み、岡谷英樹、MJポー、イルシオン（ダムネーションT.A）と対戦し王座を獲得した。

武知はデビュー5戦目で自力初勝利かつタイトル初戴冠という快挙を成し遂げた。同王座は佐々木大輔が脇腹を骨折して欠場となり返上されていたため、今大会で王座決定戦が行われた。

試合は開始直後からダムネーションT.Aの奇襲や岡谷の竹刀攻撃、セコンドの佐々木によるイス攻撃など執拗な攻めで激しい展開となった。場外戦では武知が観客席のイスに岡谷を投げる反撃を見せる一方、逆に鉄柱で足を固定されるなど顛末が続いた。

武知は飛びつき式フランケンシュタイナーやランニング・エルボー、雪崩式ブレーンバスター、スワンダイブ式フォアアームといった攻めで流れを作った。イルシオンのスワントーンボムが自爆した場面や、岡谷の竹刀攻撃が誤爆する局面もあり、流れは揺れ動いた。

終盤、上野のアシストもあって武知がイルシオンから3カウントを奪い勝利を収めた。反則まがいの攻撃にも屈せずベルトを手にした武知の勝利は観客に鮮烈な印象を残した。