9月26日、NHK連続テレビ小説『あんぱん』が最終回を迎えた。主演の今田美桜が演じるのぶと北村匠海演じる嵩の穏やかな晩年が描かれ、視聴者から高評価が集まった。

作品は国民的キャラクター「アンパンマン」の生みの親であるやなせたかしと小松暢（のぶ）夫妻にスポットを当てた物語であり、夫婦がたどった紆余曲折の人生模様や朝ドラとしては異例の長さとなった戦争描写、のぶの妹役を演じた河合優実・原菜乃華ら脇を固めるキャスト陣の熱演、ていねいなストーリー展開などが評判を呼んだ。

全話平均視聴率は16％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）で好調に終わった一方、前作『おむすび』でヒロインを務めた橋本環奈の平均13.1％が朝ドラ史上最低視聴率となったこともあり、X上では今田と橋本に「差がついた」と指摘する声が相次いだ。

今田の評価を押し上げたのは『あんぱん』だけではない。9月13日から放送された『東京2025世界陸上』（TBS系）でアンバサダーに初挑戦し、織田裕二の横に立って選手の勝利に歓喜する姿などが好評を博した。

当時は前髪ありのウェーブでイメチェンしており、疲れを見せず自分の言葉でリポートする姿が印象を高めたと伝えられている。これらが重なり、今田美桜の好感度は一段と高まっている。Xでの比較論も含めて話題は続きそうである。