フアン・ソトがメッツ移籍後、序盤の厳しい批判から持ち直しつつあると報じられている。メッツ加入は１５年総額７億６５００万ドル（約１１４７億円＝契約時）で、ヤンキースからＦＡとなり新天地で迎えた開幕当初はバッシングの嵐だった。３、４月は打率２割４分１厘、５月も２割１分９厘と低迷していた。

しかしその後は成績が回復し、打率は２割台後半を推移。気づけば３９本塁打、９６打点に３２盗塁と数字を残し、「３０―３０」をクリアした。今季はメジャー最多の１１８四球を選び、１１２得点もマークしている。

チームは１２日（日本時間１３日）のレンジャーズ戦に３―８で敗れて泥沼の７連敗となり、ワイルドカード争いでは厳しい状況にあるが、個人の評価は変化している。米実況アナウンサーのマイケル・ケイ氏はソトを擁護し、「素晴らしい働きだ。ソトに責任を押しつけるつもりは全くない」と述べた。

契約金額が莫大すぎて見合う成績はよく分からないとの指摘もある一方で、序盤の不振を乗り越えた数字は肯定的な評価を集めている。