『ふつうの軽音部』のコミックス第8巻が9月4日に発売されることを記念し、スペシャルビジュアルの交通広告が9月1日から7日にかけて東京駅および大阪・梅田駅に掲出された。ビジュアルは米津玄師の楽曲「海と山椒魚」をモチーフに、作中のコマと同曲の歌詞を組み合わせたデザインで制作されている。

8巻収録の第69話では、ライバルバンド・protocol.のボーカル鷹見項希が兄の竜季を思い浮かべながら「海と山椒魚」を演奏する場面が描かれ、公開後に大きな反響を呼んだ。同話は閲覧数90万以上を記録し、週間での同作自己最高閲覧数を大幅に更新した。

広告の掲出箇所はOsakaMetro御堂筋線梅田駅北改札内コンコースおよび東京駅丸の内地下中央口付近で、掲出に先立ちティザービジュアルも公開されている。さらに、9月1日発売の『週刊少年ジャンプ』40号には出張特別編が掲載され、中学生向け学校説明会でのはーとぶれいくの部活紹介が描かれている。

今回の掲出はコミックス発売と連動したプロモーションの一環であり、実在楽曲を取り入れた劇的なシーンがSNSで話題となっている作品の盛り上がりを受けた企画である。駅広告を通じて作品の世界観が広く伝わることが期待される。