女優の有村架純（32）が、9月12日公開予定の映画「ブラック・ショーマン」の完成報告会に出席し、役作りについて語った。同作は東野圭吾の小説が原作で、福山雅治演じる元マジシャンが殺人事件の謎に挑むミステリーエンターテインメントである。

有村は姪の神尾真世役で、劇中で父親を殺害される重要な役を務めた。父親役の仲村トオルとの共演シーンは限られているが、役柄への没入を深めるために仲村本人の写真を携帯の待ち受け画面に設定し、撮影期間中それを見続けることで父親の存在を体感したと明かした。

この方法により役の感覚が自然と身につき、難しい役を演じ切る助けになったという。また福山雅治とは初共演ながらもチームワークが良く、和やかな現場で撮影が進んだことを振り返った。福山からは「非現実的な作品を現実とつなげる存在」と評価され、有村は敬意を示した。

このように有村は細やかな工夫で役作りに挑み、共演者との信頼関係にも恵まれたことを語った。映画は注目度が高く、観客の期待も高まっている。