映画『国宝』が公開から49日間で観客動員510万人、興行収入71.7億円（7月24日時点）を突破し、100億円に迫る勢いを見せている。主演の吉沢亮は都内で行われた特大ヒット記念舞台あいさつで、作品への熱い反響に感謝の気持ちを述べた。

本作は小説家・吉田修一氏の同名作品が原作で、歌舞伎役者の世界を舞台に主人公・立花喜久雄の人生を描く。吉沢はクランクアップ時の心境を「複雑でぐちゃぐちゃな感情」と語り、過去の作品とは異なる新鮮な体験だったと振り返った。

また、劇中で背中の入れ墨を視覚的に表現するため、80％のシーンで実際に描いたりシールを使い分けたことも明かした。入れ墨を描くのには約4時間を要し、動けず首がバキバキになる苦労もあったという。

さらに、サプライズで同じく出演している横浜流星が撮影現場に駆けつけるエピソードも披露された。吉沢は作品が多くの人に愛されていることを肌で感じていると述べ、今後のさらなる活躍への期待を集めている。