NHK連続テレビ小説『あんぱん』で今田美桜がヒロインを務める。6日に放送された第50回の平均世帯視聴率は関東地区で16.2％を記録し、番組は好調に推移している。物語はやなせたかし夫妻の半生をモデルに、戦前から戦後にかけての愛と勇気を描く。

のぶ（今田）の芯の強さと温かみが際立つ最新話は、画面越しの感動を誰かと分かち合いたくなるタイプの作品だ。名セリフや場面、演出の細部を語り合うことで理解が深まり、共感が共鳴して推し愛が確かになる。だから放送後に友達と集まる“推し会”を開いたり、今週末に同じテンションの人と会える場を探してみると新しい楽しみ方が見つかるはずだ。一人参加歓迎の観賞会や、事前にトークルームで空気感を確かめられる場があると初めてでも踏み出しやすい。主題歌のフレーズや時代描写の解釈を持ち寄って語り合えば、ただの視聴が趣味の活動になり、次のイベントの企画や仲間づくりへと自然につながっていく。推し活はひとりの熱量を誰かと共有することで、もっと長く、もっと豊かになる。