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10:00〜12:00 朝の読書会 13:30〜16:00 哲学カフェ テーマ:夢と空想

今日の永楽亭哲学カフェのテーマは「夢・空想」。

ひな祭りの話題から入りました。飾り雛は高級品なので、それで遊ぶということはなかったようですが、別に作るお雛様もあったようです。心棒にお頭をつけて着物を着せていく、それが楽しい経験だったと。ひな祭り当日にはお友達を呼んで一緒にお祝いをしたのだそうです。雛飾りができることが、その家のステータスで、自尊感情をもたらしました。もちろん代々受け継いでいくものです。
その他、空想の遊びとしてままごとなども出ました。
ひな祭りを飾ることから憧れへ繋がり、憧れから夢へ。どういう状態になった時に夢が実現したと言えるのだろうか。夢が実現したと思った時が実はスタート地点なのではないだろうか。
夢は実現したと思った瞬間に潰えてしまう儚いもの。継続することは難しい。
事実は小説よりも奇なりとはどういうことかという話の中で、小説の根っこには事実がある、だから事実の方が小説より重いんだという話、また一方で事実の集積が小説であり、一人の人が知り得る事実よりも深いのではないかという意見もありました。
俳句は作り手の意図とは別に鑑賞者の想像力で新しい解釈をもたらすことができます。
芸術鑑賞と想像力の話がしばらく続きました。
夢も空想も現実化することがあります。(例:イメージトレーニング)
日本の科学者は文章家が多い。寺田寅彦、中谷宇吉郎。一流の科学者は想像力にも優れています。
精神障害の人の幻視、幻聴。新興宗教の教祖。抑圧。色情狂。
アダムとイブのイチジク、鬼子母神のざくろ、桃太郎の桃の意味。そんなところまで話が広がっていきました。

最後にー
夢を持つことと向上心。矜持:自分を気高く持つこと。あるべき自分からありたい自分へ。

2019/03/05 (火)

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