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10:00〜12:00 朝の読書会 13:30〜16:00 哲学カフェ テーマ:発見と発明 

🖋発見と発明の間には
核融合はどこから始まったか。原子爆弾(原発)は長岡半太郎の原子モデルにまで遡って説明される。つまり原子の構造が明らかになったことが出発点。最初の発見者はそれをもとにした発明によってどういう自体が起きたかに気づいただろうか。
🖋科学と宗教
天動説と地動説。地動説を最初に唱えたのは実はピタゴラスだった。ピタゴラスの時代にはなかったキリスト教。その世界観によって地動説は忘れ去られてしまった。そして再び地動説を唱えたコペルニクスからガリレオまで。宗教的な世界観は人間の想像力に枠をはめる。その枠を壊したものはなんだろう。無神論者なのか。いや無神論者は宗教的なしきたりそのものに無関心だったのでは?
🖋生活の革命
ルネッサンスー清教徒革命ー産業革命
社会構造の変化、自分たちを労働者だと認識した最初、鉄道の発達による人の移動の広範囲化
新しい世界が見え始める。
🖋AIとロボット
人による介護は軋轢を引き起こすもと。ロボットの方が気が楽という意見がありました。
一方、昨今のアナログゲームのブームは人間同士のリアルな対戦による不確定要素を求めている傾向ではないかという意見もあり、人間の心の複雑さに思いをいたしました。
AIは自己成長するだろうかという話題に続き、ロボットと愛情の問題に話が移りました。
ロボットとペットの比較から、ロボットであっても世話をすることで愛情が持てるようになる。愛情を注ぐことでロボットからも愛情を返してくれている錯覚を持つことは考えられる。
🖋特許と料理
今話題の朝ドラからインスタントラーメン(カップ麺)
カップ麺は日本的な発想という話になり、あんぱん、カレーパンへと繋がっていきました。
全く無縁なものの組み合わせが面白いですね。
海軍が発明した肉じゃが。森鴎外の失敗(白米によって脚気を蔓延させたこと)も新しい発見に繋がった。
食事に時間をかける国は料理も発達しているのでは?(例:フランス料理)、イギリス料理がまずいのはなぜか。
🖋LGBTも発見
潜在的には以前から一定数存在していた人たちだが、隠されていた。それが顕在化するようになり、当事者も自分を再認識する中で、公言できる環境が整ってきた。
🖋自分自身を発見すること
同窓会で今まであまりよく知らなかった人の新たな一面を発見する。1年後会うまでにどう変わっているか。他者を通じて自分自身の新たな一面を発見する経験が素晴らしいです。
生きる糧になる。
🖋言葉と文字
文字の発明は素晴らしい。(例:ハングル)
漢字は難しい。なくすことはできないのか。戦後すぐにあったローマ字を国字にする運動に触れる。中国語は外国から入ってきた言葉もそれに対応する自国語を逐一創出するが、日本はカタカナがあるために、そのまま使用している。カタカナの氾濫。意味を曖昧にしたまま、わかっているふりをして使っている。明治時代の日本人は苦心していろんな言葉を作り、取り入れてきた。(自由、哲学etc)
発明してはいけないことがあるのではないかという話や、必要が発明の元になっているか、発明が先行して、必要が後から起こってきているのでは、という話などがありました。
偶然が発見につながるのと同様、遊びが発明につながることもあるのでは?
インターネット、ガラケーとスマホ、カメラ、レコード
戦争の話からは戦後すぐ言われた「世界国家」の話まで繋がっていきました。

2018/12/10 (月)

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