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11月16日(日)、シブミナとしてずっとやってみたかった「昼から飲み歩き企画」をついに開催しました。
原点は、以前に一人で浅草をふらふらと飲み歩いたときのあの幸福感。「昼から缶チューハイ片手に、ゆっくり街をさまようってなんて贅沢なんだろう」。その感覚を誰かと共有したい——ずっと温めてきた企画です。
ところが事前の相談では、「大人数で缶チューハイを持って歩くのは怖い」という声も多く、開催が危ぶまれる場面も。それでも勇気ある参加希望の連鎖が起きて、当日参加も含めて定員6名でスタートできました。
当日はおみやげ用のおつまみしじみを準備しつつ、ふと思い出す「大人数で缶を持ち歩くのは怖い」という意見。確かに、缶を手にしたままお店に入るのは気が引けます。
そこで上野の100円ショップ「Seria」で発見したのが、黒いクッションボトルケースL。
取っ手付きで、まさに隠し飲みにぴったり。これにおつまみしじみを入れて配布することにしました。
集合場所には続々とメンバーが到着。すぐにでも飲みたい気持ちを抑えつつ、軽いアイスブレイクで空気を温めながら、その場で当日のルートを柔軟に組み立てていきます。
一人は少し遅れて合流することに。
そんな中で自己紹介をして、ついに乾杯——と思いきや、主催がうっかり先に一口飲んでしまうという小さなハプニングもありつつ、楽しい散歩がスタートしました。
クッションボトルケースに隠した缶チューハイを片手に、アメ横を歩きながらそれぞれ自由に談笑。主催は案内役として控えめに交流しつつも、複数人で昼から飲み歩いているだけで幸福感がぐっと高まるのを感じました。
最初の寄り道は、メンチカツで有名な「肉の大山」。
並ばず買えて、6人が立ち食いできるスペースもあり、序盤からちょっとした休息タイムに。
次は都まんじゅう10個入りを購入し、みんなでシェアしながらグビグビ。合流した方とも改めて乾杯し、いよいよディープスポットへ突入。
アメ横センタービルの「地下食品街」は、まるで異国。
漂う生鮮の匂い、多国籍の食材、見慣れないお酒……好奇心が刺激されっぱなしの空間でした。酒好きの参加者は異国のお酒を手に取るなど、思い思いに楽しんでいました。
地下街を出て缶チューハイを買い足した後は、海鮮で有名な吉池に立ち寄り、豊富な鮮魚を眺めながら脳内で味わい、またグビグビ。
さらに、秋葉原と上野の間にある高架下のクリエイティブスポット「2k540」に移動し、20分間の自由行動に。
主催は行き止まりで待機しつつ、それぞれが思い思いの時間を楽しみました。
再集合した後は大通りを抜け、不忍池へ。途中でまた缶チューハイを補充しつつ、アメ横とは違った静かな風情の裏路地の歓楽街を歩き、ようやく広々とした不忍池に到着。
そこで聞こえてきたのは、アイドルイベント「じゃぱかるっ!2025」の歌声。
奇跡的に、クロージングの場として想定していた水上音楽堂で開催されており、アイドルの歌をBGMに、心地よい締めの時間を過ごすことができました。
解散後、主催は秋葉原を経由して自宅まで1時間以上の“延長戦”を一人飲み歩き。
参加者の方々がどんな余韻を持ち帰ったかは分かりませんが、念願の企画が叶った、幸福な午後でした。
参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。