Blog Image

【2023.02.11 のらくろ館】

今日は6名で、江東区は森下にある「のらくろ館」へと行ってきました。
私から「のらくろ」と作者 田河水泡の生涯についてお話した後、のらくろ館を見て回りました。
2回目の開催だったのですが、私としても改めて色々な発見があり、田河水泡の純朴な感性・戦前と戦後に変わった価値観を思うと共に、
変わることの無かったキャラクター達の存在感を改めて感じ、その普遍的な部分が、軍隊の活躍を描く漫画でありながら、
戦後も「のらくろ」が愛された由縁なのだろうと思いました。
私にとっては、いろいろと感じ入る一日でした。

開催したイベント情報

【「のらくろ」とその時代】漫画のパイオニア 田河水泡の生涯をめぐる!(2回目)

【「のらくろ」とその時代】漫画のパイオニア 田河水泡の生涯をめぐる!(2回目)

2023年2月11日(土) 09:30〜12:30

集合時刻:09:25

申込締切:  2/11(土) 08:30

Googleカレンダーに追加する

集合場所 森下駅 改札前(都営大江戸線) Googleマップで表示 開催場所 東京都 田河水泡・のらくろ館 : 江東区森下3-12-17 Googleマップで表示
参加者

1 /9人

このイベントは表示中のユーザー以外に参加者がいる可能性があります

サークルイベントの説明

『のらくろ』という漫画をご存知でしょうか?

1931年から1941年の10年に渡って連載された、戦前では稀有な長期連載の漫画です。
内容は、身寄りのない野良犬「のらくろ」が軍隊に入り、ユーモア溢れる失敗をしながらも立身出世していくという、子供向けのお話です。

作者の田河水泡は本来は画家志望でした。
生活費のために漫画を書き始めましたが、意外なほどの大当たり。
「のらくろ」を応援する子供たちの反響を知ったことで、田河は漫画の意義に目覚めていきます。
しかし、意外にも「のらくろ」は内務省からクレームが入り打ち切りとなりました。
現実で必死に戦っている軍隊に関する話を、ギャグを入れながら描くとはけしからん、ということだったらしいです。

作品は時代を映す鏡でもあり、作者の人生を映す鏡でもあります。
戦前の価値観を反映した『のらくろ』と、戦後の価値観で作られた続編。
キャラクターとしての「のらくろ」と田河の出生。

今回は、森下文化センターの一部に設けられた「田河水泡・のらくろ館」、
「のらくろーど」と名付けられた森下の商店街をめぐり、
変わっていく時代と、変わらない作品への愛着を感じていただければと思います。

(カフェでは田河水泡の生涯を説明します。また、漫画『のらくろ』を実際に読み、貴重なアニメ映像にも触れることにしましょう。)

【当日の流れ】
①森下駅前で集合(大江戸線または新宿線)
②喫茶店で軽く予習(2時間ほど)
③のらくろ商店街を探索、のらくろ館を見学
④解散
⑤昼食しつつ感想など(希望者のみ)

本企画は、比較的ゆるふわな企画です(当会比)
どうぞご気軽にご参加ください。