【供養】土用丑の日イベントのスライドと解説

こんにちは、管理者の大石です。

7月31日に開催予定でした土用丑の日イベントを急に私事で中止にしてしまって、
大変申し訳御座いません。

作ったスライドをこちらで供養しますので、良かったら見て頂けると嬉しいです。



①今更「実際、よく分かってない」とは言いにくい方のための"SDGs"解説

2030年までに達成することを目標した持続可能な社会・環境システムの具体的な取り組みをまとめたもの。
生物多様性・環境保全も盛り込まれています。私たちの食糧や医薬品、健全な生命活動に必要な資源と環境は、
他の生物がいることで成り立っています。そして、一度崩れた環境を含めた生態系バランスは、人工的に復元・補完が極めて困難です。
50年後、100年後の未来を逆算思考して今何をするべきか、考えるきっかけとして関心を持って頂くと良いと思います。




②クイズ:二ホンウナギの絶滅危険度ランキングを予想してください。

・"最近氷が無くて大変なんです…" ホッキョクグマ
・食物連鎖のトップに君臨 オオタカ
・沖縄地方の世界自然遺産登録にも大きく貢献した希少生物 イリオモテヤマネコ
・"角は漢方薬として人気があって乱獲の対象になった キタシロサイ
・"人魚伝説のモデルになりました" ジュゴン
・夏の味覚の定番 二ホンウナギ

③正解発表

正解は、このように並べ替えることができます。予想は当たっていましたか?

1位 キタシロサイ(野生絶滅) 
乱獲と内戦の影響で個体数が激減。2018年には最後の雄が死亡し、既に自然繁殖は不可能になってしまった。

2位 ジュゴン・イリオモテヤマネコ(絶滅危惧ⅠA) ※ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い
海洋汚染、サンゴ礁の埋め立てによる生息地の減少や、交通事故死などの人災防止が課題となっている。

3位 二ホンウナギ(絶滅危惧IB類)※IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高い
人工繁殖の成功例はあるが極めて難しい上、著しい野生個体数の減少が指摘されている。
(同じ危険度の動物 参考:アマミノクロウサギ、アカウミガメ)

4位 ホッキョクグマ・オオタカ(絶滅危惧II類) ※絶滅の危険が増大している種
個体数の自然回復など改善が見込める状態ではあるが、環境破壊など条件が揃えば危険度が上昇しやすい。
(同じ危険度の動物 参考:ゼニガタアザラシ)
 


④実際問題、「二ホンウナギは減少している」
表は漁獲量から推測しているので、厳密に野生個体の数を示しているものではないにせよ、
著しく低下していることは明白と言えます。これにより市場取引価格の相場は年々上昇していますが、
国内のデフレ経済の兆候から、原価低減や価格競争が過熱しやすい状況であることは言うまでもない。

そういえば、サンマが鮮魚コーナーに並ぶ数が減り、値段も随分と高くなっていますよね。
それも恐らく同種の事由によるものでしょう。




⑤まとめ:具体的な取り組みを考えてみた結果…

ここまで読んでみて、どうでしょうか。皆さんの心の中を予想して回答します。

「つまり、あなたはウナギを食うなと言いたいわけですか?」
→「いいえ。 漁獲量を適正範囲内におさめ、適正価格で消費したい人はすればよいと思います。」
ウナギを食べる文化を尊重しますし、ウナギに関わる事業を生業とする人々も尊重しますが、
"安い"は必ずしも正義ではありません。
経済的困窮は密漁や過度な市場の価格競争を誘引しがちで、時に貧困と保全の問題は相互に作用します。

しかし、仮に悪意があっても、「ウナギを食べる人は悪者」と短絡的に認識するのは愚かな事だと思います。
「食べない」、「消費頻度を減らす」、「知らない人に啓発する」
シンプルに、上記のような行動を起こした人々の変化を積極的に称賛・歓迎すれば良いと思うのです。






解説は以上となります。
反論や疑問、興味関心をお持ちなった方は、ぜひご自身で調べて知見を増やして頂ければ嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

ちなみに、私はジェネリック二ホンウナギ(代替品)の"うな次郎"を食べたいと思います。

マスク生活が続く中、今年の夏も連日猛暑日が予想されます。
お出かけの際は、水分補給を忘れずに熱中症には十分お気をつけくださいね。

参考文献

環境省公式HP_レッドリスト https://www.env.go.jp/nature/kisho/hozen/redlist/index.html
外務省公式HP_SDGshttpsとは? https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html
WWFJapan公式HP _ウナギという魚の絶滅の危機 https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3692.html
消費者庁「絶滅危惧種の二ホンウナギ」PDF資料 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/case/pdf/case_181029_0006.pdf
中央大学法学部/ウナギ保全研究ユニット Kaifu Lab 「ウナギレポート」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/case/pdf/case_181029_0006.pdf

2021/07/20 (火)

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