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4回目(新宿中央公園)太田道灌と山吹の花──雨の日の学び

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今回、参加者の方から太田道灌(おおたどうかん)と山吹の花にまつわる逸話を教えていただきました。

太田道灌が放鷹(ほうよう)を楽しんでいた折、急な雨に遭い、道端の農家で簑(みの)を借りようとしました。
すると、家から出てきた少女は何も言わず、「山吹の花」を差し出したそうです。

道灌はその意味を理解できずに帰りましたが、家臣から、

「七重八重 花は咲けども 山吹の
実の一つだに なきぞ悲しき」

という古歌の心を教えられます。「山吹には実がない」という歌に、「簑(みの)がない」ことを重ねて、少女は簑を貸せないことを伝えていたのでした。

この歌は、平安時代の皇族・兼明親王(かねあきらしんのう)が詠んだもので、『後拾遺和歌集』に収められています。道灌はこの出来事をきっかけに和歌を学ぶようになった、と伝えられているようです。

私はこの逸話も、歌の由来も今回初めて知りました。何気ない散策の中でも、参加者の方との会話から思いがけない学びをいただけるのだと、あらためて感じます。

雨の日はつい気分が沈みがちですが、こうして歴史や言葉に触れる時間は、心を豊かにしてくれる良いきっかけになりました。

散歩の後は最近、「○年後の自分」をテーマに、未来の自分がしていたいことを書いています。
先のことはついぼんやりしがちですが、参加者の方が明確なビジョンを力強く語る姿に、目標を言葉にする大切さを改めて感じました。
時間をただ過ごすのではなく、自分の未来を少しずつ形にしていきたいです。