東京寿司職人育成アカデミーが、入学検討者や寿司に興味がある人向けに「10カン握り体験会」を開始した。現役の寿司職人が指導し、参加者は実際に握り寿司10貫を作り、その場でランチとして味わうことができる。開催は平日の午後（14:00〜16:00）、料金は3,000円で手ぶら参加が可能となっている。

こう楽しもう——握る体験は“入り口”になる

寿司の魅力って、写真や動画で見て終わりにしないところにある。包丁の音、酢飯の香り、職人の小さな所作を自分の手で再現すると、好きの温度が一段上がる。今回の体験会は「学ぶ」「食べる」がセットになっているから、ただ食べるだけの外食よりも記憶に残る。初めての人は、まずこの“会って学ぶ体験”を予定に入れてみてほしい。気軽に参加して同じ興味を持つ人と言葉を交わすだけで、推しや趣味の話題がぐっと深まる。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。

参加後の楽しみ方もいくつか考えたい。体験で握ったネタや失敗談をネタにして友達と小さな振り返り会を開くのも楽しいし、学んだ技術を持ち寄って「寿司会」を自分で企画するのもアリだ。週末に同じテンションの人と会える場があるだけで、推し活は現実に根づく。初心者歓迎のイベントだと一人参加もしやすく、そこでできた仲間と次の寿司屋巡りや卸売市場見学を約束すれば、趣味が生活の予定になって長く続くはず。

道具や魚の話、米の炊き方まで話題は広がる。体験会は単なる“お試し”以上の価値を持つ出会いの場になり得るので、気になるならまずは席を押さえて、会って、握って、語ってみてほしい。