大阪市西区靭本町に居酒屋「炭之囲（すみのい）ためえもん」が11月27日にオープンした。店舗は約15坪でカウンター18席のみの構成となっており、客の目の前で肉や魚介、野菜を炭火で焼いて提供する新業態である。黒毛和牛や鹿児島・知覧鶏、淡路島や徳島の地野菜、羅臼直送の魚介などをそろえ、日本酒と焼酎を中心に常時7種類ずつ取り扱う。営業時間は17時〜24時である。

こういうカウンター主体の炭火居酒屋は、料理の「ライブ感」を丸ごと楽しめる場所である。目の前で焼ける音や湯気、香りを共有すると自然に会話が生まれ、素材の旨みや酒の合わせ方を語り合う時間が価値になる。黒毛和牛や知覧鶏を軸に少人数で「焼き比べ」「日本酒の飲み比べ」を企画すると盛り上がるし、カウンター席は一人でも入りやすく、気軽に新しい出会いを作れるのも利点だ。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。今週末に同じテンションの人と会える場があるだけで、推し活は現実に根づく。メニューの好みや酒の感想を交換する小さな会を自分で立てれば、外で会う体験が推し活や趣味を次の一歩へとつなげてくれるだろう。予約してカウンターを囲み、目の前の炭火を共有する時間をイベント化してみてほしい。