日曜劇場『リブート』が1月18日から放送される。鈴木亮平が一人二役で穏やかなパティシエ・早瀬陸と悪徳刑事・儀堂歩を演じ、戸田恵梨香は公認会計士・幸後一香を演じる。両者は役作りでの苦労や人物の内面表現について語っている。

こういう作品は“どちらの顔なのか分からない瞬間”が見どころになる。演技の細かな揺らぎや表情の差をつぶさに楽しむと、毎話の再視聴が何倍も面白くなるだろう。推し目線で言えば、鈴木の“演じ分け”の微妙な変化を見つけるのは宝探しのような快感だし、戸田が演じる幸後一香の小さな仕草や視線からキャラクターの壊れゆく過程を読み解くのも醍醐味である。仲間と語り合えば新たな発見が生まれるため、ワンオフの視聴で終わらせない工夫をしてみてほしい。例えば第1話のキーシーンを切り出して語る少人数の観賞会を開いたり、パティシエ設定を活かしたお菓子持ち寄りのオフ会を企画すると“画面の中だけで完結しない、会って楽しむ体験”になる。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。初めての人が入りやすい一人参加歓迎の場や、観た後にまた会いやすいイベント設計があると、推し活は続きやすい。細部を拾って語る時間を予定化すれば、毎週の放送がただの視聴から“推しと仲間と深める時間”に変わっていくはずだ。