福岡市中央区渡辺通りに、2025年7月に「ロミカレー」がオープンした。店主の永野浩美さんが営むこぢんまりした店で、週替わりメニューを採用し、3種類のカレーが一度に楽しめるプレートが看板メニューとなっている。訪問時はミックスダル、レモンチキン、豚のキーマといった組み合わせが提供され、価格は1500円前後。店内は木製テーブルと観葉植物で落ち着いた雰囲気で、チャイなどのサイドも用意される。

好きなスパイスを見つける楽しさが広がる場所だ。週替わりという仕掛けは「また来たい」を自然と生み、同じ店で味の変化を語り合う楽しみがある。カラフルに並ぶ3種を少しずつ混ぜたり、順番に食べ比べたりすることで、自分の“推し味”が見えてくるプロセス自体が趣味の醍醐味だ。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。友達とシェアプレートで味の組み合わせを競うのも良し、ひとりで来てお気に入りを見つけてから次に誘うのも効果的だ。今週末に同じテンションの人と会える場があるだけで、推しカレー探しは現実に根づく。小さな店ならではの店主との会話も、味の裏話やスパイスの使い方を教えてもらえる貴重な体験になる。気軽に一歩踏み出せる「一人参加歓迎」のイベント感覚で、食べ歩き仲間を増やし、次の週のメニューを予定化しておくと、趣味としてのスパイスカレーが長く楽しく続いていくはずだ。