星野リゾートのOMO3京都東寺で、宿泊者向けの夜の体験「ローカルリズムナイト」が実施されている。宿泊者は無料でフードやドリンクを楽しめ、京都のハーブティー専門店「ぷくすけ」が選んだ蓮やカモミールなど12種類のハーブを、煎茶ベースで好みに合わせてブレンドできる。記事は、ハーブティーをいただきながら絵馬づくりを体験した様子を伝えている。

ホテルの落ち着いた空間で香りを楽しみつつ手仕事をする時間は、小さな“非日常”が味わえる最高の推し活（趣味活）だと感じる。香りの違いをみんなで比べたり、自分だけのブレンドレシピをメモに残して交換するだけで、話題が尽きない。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。たとえば、「この香りで推しを思い出す」といった話題で盛り上がれば、単なる観光がコミュニティのきっかけになる。

実践案としては、まずは写真映えするブレンド記録を作ること。小分けの袋に詰めて交換会を開けば、次の集まりの口実にもなるし、一人参加歓迎の小さな会ならハードルも低い。絵馬づくりはその場で願いを書くだけでなく、後日集まって語り合うネタにもなりうる。今週末に同じテンションの人と会える場があるだけで、推し活は現実に根づく。旅行の合間に香りと手仕事をセットにすることで、記憶に残る“推し時間”が生まれるはずだ。