タワーレコードの特集記事で、星野源のソロ活動と過去作が紹介されている。SAKEROCK時代からの流れや、2010年の1stソロから続くアルバムごとの特徴、代表曲「SUN」「恋」などの収録や制作背景が整理されている。各作の音楽性の広がりや俳優・文筆家としての活動と並行したキャリアも触れられている。

こういう特集は、単にディスコグラフィーを追うだけでなく、推しの魅力を多角的に楽しむきっかけになる。星野源の場合、音楽のスタイルがアルバムごとに変化していること自体が語りどころだし、俳優業やエッセイとのつながりを見つけると、作品の聴き方が変わる。例えば初期のアコースティックな温もりを友だちと聴き比べして、「このフレーズってあのドラマのあの場面を思い出すね」と盛り上がるだけで、新しい発見が増える。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。リリース順に追体験するのも良いが、気になる曲をテーマに集めたプレイリストを友人と交換する「現場感覚」を大事にすると、画面の中だけで完結しない楽しみ方が生まれる。今週末に同じテンションの人と会える場があるだけで、推し活は現実に根づく。ファン同士で小さなイベントを企画して、アルバムごとの衣装や演出を持ち寄るような遊び方をすれば、推しへの愛がもっと深まるはずだ。