原作は金城宗幸、作画はノ村優介による『ブルーロック』は、週刊少年マガジン連載のサッカーマンガである。W杯で結果を残せない日本に対し、絶対的エースストライカーを生み出すために日本フットボール連合が300人のユース選手を招集する設定が描かれている。無名の高校2年生・潔世一が“エゴイスト”として頂点を目指す物語である。

好きなものを現実に落とし込むのが推し活の醍醐味で、ブルーロックはその素材が超豊富だ。キャラの個性や戦術論を語るだけで盛り上がるので、まずは「推し語り会」を開いてみてほしい。おすすめは今週末に一回集まるライトな読書会や、同じテンションの人が集まるイベント。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。漫画の名シーンを切り出してスクラップブックを作る、キャラ別の“エゴイストランキング”をみんなで決める、好きな選手のプレースタイルを真似たちょっとしたフットサル練習会を企画する——どれも画面の中だけで完結しない、会って楽しむ体験につながる。初心者歓迎の集まりを設定すれば一人参加でも入りやすく、イベント後に次の予定を立てられると推し活が長続きする。自分で小さな企画を立ててみると、「好き」がそのまま仲間づくりの原動力になるはずだ。