北九州市小倉北区紺屋町に今年10月オープンした居酒屋「おばんざい恩」が紹介されている。店内はカウンターと小さなテーブル席があり、日替わりのおばんざいが5〜6種並ぶほか、ホッケの開きや出汁巻きなど30品以上のメニューを提供する。スタッフは家族経営で営業時間は18:00〜24:00、定休日は日曜祝日である。

おばんざいは“少しずつ色々食べたい”欲を満たしてくれる最強のツールだ。ここでは小皿を数種類頼んで、みんなでシェアしながら味比べするのが一番楽しい楽しみ方に思える。懐かしさのある湯豆腐や赤ウインナーのようなメニューは、推しトークを挟みながらゆっくり酒肴を楽しむ夜にぴったりである。こういう熱量って、結局「語れる相手」がいると一気に加速する。

一人でも入りやすいアットホームな雰囲気は、推し友や趣味仲間の集まりを企画する出発点にもなる。例えば「おばんざい巡り」をテーマに今週末に仲間を誘って定例の晩ごはん会にしてみるだけで、会って楽しむ体験が日常の推し活をぐっと現実に根づかせる。一人参加歓迎の場を選べば新しい友達も作りやすく、味のベスト3を決める小さなゲームや写真共有で次の約束も生まれやすい。家族経営の温かさに包まれて、好きなものを外に出す一歩を踏み出してみてほしい。